
春の気配が日に日に濃くなる信濃町です。
そんな陽気につられてなのか、
最近朝に斑尾山の森でよくカモシカ君に遭遇します。
じっ----とこっちを見つめてかわいい!
カモシカ
ウシ科ヤギ亜種の日本固有の草食動物。
本州・四国・九州の山地に生息。
日本唯一の野生のウシ科の動物で、シカではなくヤギやウシに近い種類です。
シカと大きな違いは角に見ることができます。
シカの角が毎年生え変わるのに対し、カモシカはウシと同じく角が生え変わることなく成長します。
性格は、好奇心が強く人から逃げないこともしばしばあります。
じっと見つめているのは、興味津々だからなんですね!

古くから毛皮・肉・角が人に利用されており、一時期数が減りましたが、
特別天然記念物に指定されたり、保護政策によって個体数は回復しました。
一方、食害が問題となっている地域も出てきている様子。
カモシカ一度の出産で1頭しか生まず、死亡率も高いため、
一度数が減ると簡単に回復しない動物です。
バランスって難しいですね。

ニホンカモシカは、住む地域によって毛の色が違います。
雪の多い地方に住むカモシカは白っぽい毛の個体が多く、
雪の積もらない地方では、茶色や岩の色に似た灰色、黒色などの毛色が多いようです。
つまり、それぞれ保護色となっているわけです。
写真のカモシカ君は、毛色はちっと黒っぽいですね。
そしてモコモコでまるでダウンジャケットを着ているみたい。
一年中生えている毛の下に、冬は寒さから身を守るためにモコモコの下毛が生え、
春になると下毛がだんだんと抜け落ちて少しスリムになります。
一面雪に覆われた冬の森は、
野生動物の足跡や痕跡、そして動物たち自身も見つけやすいんです!
今年は雪も多いので、スノーシューハイキングはまだまだ楽しめそうです。
【ご注意】
カモシカ君に出会っても・・・ ・むやみに近づかない
・逃げ道をふさがない
・立ち去る 見守る おどろかせない
お互いがストレスのない距離を保っていきましょう。
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