【まめ知識】やみつきの良い香りクロモジ
- じゅんこ
- 5月1日
- 読了時間: 2分

GWも折り返し。あったかかったり、寒かったりしますが、
植物たちの春の息吹をしっかり感じることができる野尻湖です。

先日のカヤックツーリングで野尻湖の東側をのんびりゆったり漕ぎました。東側は湖と森との距離が近くてカヤックに乗りながら自然観察もできるんです!
遠くに見える新緑と残雪の景色はほんとに美しい。岸辺近くでは、芽吹きの黄緑色がまぶしいくらい。冬芽から若葉が出てくる様子が木によってさまざまで面白いです!

今回は「クロモジ」について
野尻湖の湖畔周辺にもたくさん自生しているクロモジ。北海道を除いた日本各地でみられます。クロモジは他の植物の陰に隠れて育つため、あまり大きく育ちません。
木の特徴は、名前の由来である樹皮の黒い斑点。黒い斑点が文字のように見えたことがその名前の由来です。
野尻湖畔では4月末ごろから小さな淡い黄色い花を咲かせています。クロモジの枝はとっても良い香りがして、甘さと柑橘の香りを感じます。皆さんに香ってもらうと、「いい匂い~」とうっとり。
日本在来の香木としても知られていて、高級爪楊枝にも使われていたり、精油やお茶としても親しまれています。

カヤックツアー中、お花と葉っぱをほんの少しお裾分けいただいて、クロモジのフレッシュティーでお茶の時間です。枝と同じく、良い香り~。 クロモジの香りは’リロナール’という鎮静効果、抗菌効果のある成分が含まれています。 リラックスしたいときや、ちょっと喉がイガイガするときにいいそうですよ。

ハーブティーが好きな方には好評です。

因みに枝は乾燥させて、煮出して飲むと香りもしっかりとして、少しスパイシーな感じかなぁ。英名は「Spicebush」。色もピンクのかわいい和ハーブティです。
春を全身で感じるツアーはまだまだ続きそうです!
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