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【まめ知識】恥ずかしながら私、水芭蕉って尾瀬にしか咲いてないと思っていました。

更新日:4月20日

水芭蕉

お恥ずかしい話ですが、

ワタクシ水芭蕉って尾瀬にしか咲いてないと思っていたんです。それは間違いなく、小学校の時に合唱した「夏が来れば思い出す~はるかな尾瀬~遠い空~♪」の『夏の思い出』の影響です。


20代前半、関西から長野に移ってきた20代前半、

あちこちに水芭蕉が咲いていて「え、そんなにいろんなところに咲いてるの?」と衝撃をうけました。


水芭蕉は、北海道から中部以北の湿原に広く分布しているそうです。

関西出身のワタシにはあまり身近な存在ではなかったんですね。


水芭蕉の群生

水芭蕉の花は真ん中の黄色い部分。

花茎が伸びた中心部に小さな花が集まっています。花びらっぽい白い部分は「苞(ほう)」といわれ花を守るために葉が変形したものです。正式には「仏炎苞」仏様の後ろ側にある炎形の飾りに似ていることからついた名称です。


グリーンの葉は、花後にビックリするほど大きくなります。その葉がバショウ(バナナの仲間で背の高い木)に似ていて、かつ水辺に生えるのでこの名前になったそうです。


ミズバショウは有毒で食べると下痢を引き起こし、ひどい場合は呼吸困難を引き起こすといわれています。また、触ると手がかぶれてしまうので注意が必要です。山菜採りにでかけたときに、これが食べられたら他のを食べなくてもお腹いっぱいになるのにな…なんて思ったりするのですが、食べてはいけない植物ですね。


しかし熊は花が終わった後の葉を好んで食べる傾向があるといわれいます。熊は、水芭蕉の根茎を食べることで体内の毒素を排出したり、老廃物を排出したりするという説もあります。


厳しい冬が終わり雪がとけ、凛とした白いベールをまとったように咲く姿は、なんだか独特の美しさがありますね。ついつい、こっちを向いてくれないかとカメラをもってあーでもないこーでもないとお花を愛でてしますのです。




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