【伝統色×自然】「浅葱色」ってどんな色?海を越える美しい蝶が教えてくれる秋の色彩

ほんのり緑みがかった、澄んだ薄い青色——「浅葱色(あさぎいろ)」。
新選組の羽織(はおり)の柄としても知られる日本の伝統色ですが、
実は自然界にもこの美しい色を身にまとって旅をする奇跡のような生き物がいます。
それが旅する蝶、「アサギマダラ」です。
1. アサギマダラと「浅葱色」のステキな関係
「アサギマダラ(浅葱斑)」という名前の由来は、まさにその羽の模様にあります。黒いフチ取りの中に透き通るような青緑色の斑点(マダラ)模様が広がっており、その模様が「浅葱色」であることからこの名がつきました。太陽の光にかざすとステンドグラスのように光を透かし、思わず息をのむ美しさです。
2. 海を渡る旅人!アサギマダラの魅力
アサギマダラの魅力は美しさだけではありません。実は、蝶のイメージを覆すほどタフな「渡り鳥ならぬ、渡り蝶」なのです。2,000kmを超える大移動: 秋になると日本列島を南下し、沖縄や台湾にまで海を渡って飛んでいきます。
ふわふわと舞う優雅さ: 鳥や敵から身を守る毒を体に秘めているため、敵を恐れず優雅にふわふわと舞うように飛びます。
ヨツバヒヨドリの花が大好き: 秋の尾瀬に彩をそえる「ヨツバヒヨドリ」の花が咲くと、蜜を求めて浅葱色の羽を休めにやってきます。
つい先日会津駒ケ岳の樹林帯の中で、3匹ものアサギマダラにであいました。旅の途中、お休みの最中だったでのでしょうか。
3.浅葱色のこと
「浅葱」とは薄いネギ(葱)の葉のこと。
その名の通り、少し青みがかった爽やかな青緑色を指します。
江戸時代には「粋な色」として着物の裏地などに好まれ、
幕末には新選組の象徴としても有名になりました。
派手すぎないのにフッと惹きつけられる、日本人の感性にしっくり馴染む絶妙なグラデーションがこの色の最大の魅力です。
私の屋号「BLUE on GREEN」にも通じる色で、とても好きな色です。





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