野尻湖をカヤックツーリングしていると最近目につく色鮮やかな木の実。
黄色に赤に紫にとってもカラフルに色づいているのは「ウワミズザクラ」の実です!
春にも白いブラシのような花で私たちを楽しませてくれるウワミズザクラ、
夏の様子を今回ご紹介します!
1 ウワミズザクラってどんな花?名前の由来
2 どんな味?実をたべてみた
3 果実酒をつくってみた
1 ウワミズザクラってどんな花?名前の由来
春には細長いブラシのような白い花を咲かせます。
桜っぽくないけれどなんだか目を引く姿は、
なんだか可憐でもふもふしててかわいくて
私は大好きなお花。
このウワミズサクラ(上溝桜)の名前の由来ですが、
はるか昔、、シカの肩甲骨の裏に溝を彫り、 ウワミズザクラの樹皮で焼いて
溝の周辺に生じる割れ目を見て吉凶を占ったそう。
この裏溝が転じて「上溝桜(ウワミゾザクラ)」となり、
それが転じてウワミズザクラと呼ぶようになったと言われています。
なんだか壮大なお話!どんな占いがでたんだろう。
2 どんな味?実をたべてみた
夏真っ盛りのこの時期に色づくこの実は、
鳥たちに少しずつ食べてもらって、種を運んでもらうため、
一斉に熟すのではなく順番に色づいてくるそうです。
鳥だけでなく、熊も大好物!
人間も食べれるそうなのでたべてみました。
黒く熟しているものは、渋みもなくほんのり甘い。
サクランボみたいな甘酸っぱさはなかったなぁ。
中毒的なおいしさはないですが、やさしい甘さはまずまずでした。
つぼみの頃も食用になるそうです。
新潟では、このツボミや未成熟果を塩漬けにしたものを、
「杏仁子(あんにんご)」
と呼び、食用にするそうです。
アンニンゴとは、アンズの種子からつくる生薬のことで、
香りが似ていることからアンニンゴと呼ばれるようになったといいます。
3 果実酒をつくってみた
少しだけ森からお裾分けいただいて、果実酒をつくってみました!
熟した実を漬けた果実酒は杏仁香酒と呼ばれ、
梅酒のように昔からよくのまれていたそうです。
ウワミズザクラのお酒、杏仁香(杏仁子)は不老長寿の妙薬とされ、
三蔵法師は仏教の経典と共にこれを求めて旅に出たという説もあります。
これまた壮大なお話が登場ですね!
実を食べた感じ杏仁の香りはあんまりしなかったけれど、 お酒につけてみるとどうなるのか・・・。 とっても香りのよいお酒に仕上がるらしいです!
完成はは3か月後!
楽しみです!
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