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爽快感たっぷり!どこまでも続く木道【尾瀬縦断の旅】

尾瀬ヶ原見晴地区

先日の尾瀬の縦断の旅のレポートです。


「尾瀬」と聞いて、どんな風景を思い浮かべますか?

私の頭に浮かぶのは、水芭蕉が揺れる湿原、どこまでも続く木道、そして澄んだ空気の中を歩く静かな時間。今回歩いた尾瀬ヶ原から尾瀬沼への縦断ルートは、まさにそのイメージを超える絶景の連続でした。「ああ、これが尾瀬なんだ」と何度も足を止めて見入る景色の数々...。そして、ただ美しいだけじゃない、尾瀬が多くの人を惹きつけてやまない理由にも少し触れられたような旅になりました。


尾瀬の水芭蕉

群馬県片品村の鳩待峠からスタート。まず湿原に咲く水芭蕉の数がすごい。想像以上でした。春の訪れを告げる白い花を見るために皆さんが足を運ぶのも納得。


尾瀬ヶ原

そして湿原の広大さ!標高1400メートルに広がるとは思えない広さです。

西に至仏山、東に燧ケ岳と2000メートル山がそびえ湿原雄大さ際立たせます。 その中に敷かれどこまでもつながる木道。コツコツと木道を歩く音を響かせながら、テンポよく歩けば、このままどこまででも歩いて行けそうな爽快感に包まれていきました。

ありがたいことにちょっと足を休めたいところにちょうどベンチ。

この景色を共有する人々と軽く言葉を交わす時間も幸せな気分になります。


只見川源流部

カヤックで川下りをする私には、「川の始まり」は気になるポイント。豪雪地を流れ水量豊富な只見川の源流域がこの尾瀬ヶ原です。小さな川が合流して只見川になり、少しずつ大きな流れとなり、この後滝を経て新潟方面へ流れていきます。

下ってみたいなぁと思いながら歩きました。(国立公園特別保護区の為川下りはできません)


尾瀬見晴地区

見晴地区に到着!6件の山小屋が軒を並べ、湿原と至仏山の景色を眺めながらのんびりできます。昔は鳩待峠からではなく、大清水からの入山者が多かったそうです。峠を抜けて湿原の景色が広がった最初の場所だったことから、この「見晴みはらし」の名がついたそうです。

朝靄の尾瀬ヶ原

山小屋で一泊し、朝靄の景色を楽しみました。尾瀬も朝の景色が絶景ですね。


尾瀬白砂峠

峠を抜けて、尾瀬沼を目指し歩いていきます。日陰の場所はまだまだ雪が残っていました。


尾瀬沼

尾瀬沼、沼尻へ到着。昔は渡し舟があったららしく桟橋の跡が見られます。 尾瀬沼は一周9キロ。ぐるりと歩くと歩きごたえがあります。


尾瀬沼

沼を半周歩き、燧ケ岳を眺めます。尾瀬の開拓史に欠かせない平野長蔵さんの建てた長蔵小屋が沼のほとりに今も建っています。

「沼」というともっと小さいイメージがありましたが、尾瀬沼は周囲は約9キロ、最深部は9メートルと大きな沼です。湖と呼んでもような気がしますね。

湖と沼はあまり厳密な区別はないようですが、沼は水深が浅く(5メートル以下)藻類などが育つものをいい、湖は水深が深く(5~10メートル)中心部に植物が入り込んでないものをいうそうです。平均水深5.5メートルの尾瀬沼はちょうど中間の存在なのかもしれません。


尾瀬沼を後にし、沼山峠へ抜けて今回の旅は終わりました。

本州最大の湿原は想像以上に大きく壮大で、総延長65㌔にも及ぶ木道歩きも軽快で、

とても清々しい気持ちで歩くことができました。

たくさんの方に自然の中へ足を運ぶ楽しみを感じられる尾瀬の魅力を満喫でした。

そしてこの湿原を起点としての登山も楽しめる場所というのも魅力です。

また違った季節にも訪れて山登りもたのしみたいです!






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