すっかりブログの投稿がごふさたになってしまいました。
信濃町も雪の便りが届き、スキーシーズンが目の前にやってきております。
雪の季節を目の前に、私も会員として登録している JSPA(日本セーフティーパドリング協会)主催のリバーガイド検定にオブザーバーとして参加してきました。
私も何年も前に受験、資格を取得しましたが検定内容もここ数年でブラッシュアップが進み、改めて受験者の気持ちでオブザーブさせて頂いたレポートです。
JSPAリバーガイドってどんな資格?
試験ではどんなことをやるの?
研修参加して学んだこと
JSPAリバーガイドってどんな資格?
JSPA(日本セーフティーパドリング協会)は、安全なパドルスポーツの普及を図り、自然環境との調和的活用を高め、 健全な心身の発達に寄与することを目的として設立された民間の団体です。
とっても固い感じですが、安全で楽しいパドリングをしよう!真剣にがんばっている民間団体です。
JSPAのインストラクター/ガイド資格は3つのステップに分かれています。
【ベーシックインストラクター】
エリア:限定的な静水域
↓
【アドバンストインストラクター】
エリア:場所を限定されない海での静水域や波が立たないような穏やかな川
↓
【アドバンストガイド(シー/リバー)】
エリア:エスケープが難しい海域や波がブレイクするビーチからの出艇を伴うツアー/クラス2以上の河川
現行の資格取得過程以前にはなりますが、
私はカヤック、カヌー、SUPでベーシック/アドバンストインストラクター、アドバンスドリバーガイドの資格を取得し、一般会員として現在は活動しています。
今回は最上位のアドバンスドガイドのリバーガイドの指導者検定会に研修参加させていただきました。
2.試験ではどんなことをやるの?
今回のフィールドは南信州・天竜川とその支流が会場となりました。 毎回会場は同じではありませんし、水量も日々違ってくるので、ガイドとしての器量が試されます。
日程も3日間と長丁場。
3日間を通して、主にガイド・指導技術の課目にある「模擬ツアー」が中心となっていました。検定員や他の受験者をゲストに見立て、実際にツアーをやっていきます。
川を読む力、ゲストの技量を考慮したラインどり、レスキュー等々、考えることは山ほどあり、瞬時の判断が必要になる場面も多数あります。もちろんメンタルケア、楽しませる雰囲気づくりも大切です。
私だったら…と考えながら、受験者の気持ちでドキドキしながらの川下り。
いろんなフィールドで活動している方が集まる検定会、受験者の行動や声掛けにも
新たな気付きがありました!模擬ツアーは本当に勉強になります。
模擬ツアーの他にもフィールドでは、レスキューの課目やパドリング技術の課目もあります。実際に泳いだり、引っかかったボードを回収したり、いざというときに必要な基本技術を試されます。
いざという場面が無いに越したことはありませんが、起きた時に対応できるよう、 常にトレーニングが必要なんです。
フィールド活動後も室内で基礎講習やプランニングの課目もあり、内容の濃い3日間でした。
検定試験は常にフィードバックがあり、試験を受けっぱなしではないのがとても良い点だと感じました。必ずひとつの課目の区切りごとにフィードバックがあり、次へつながっていく内容になっています。検定を受けながら成長もできるって素晴らしい!
3.研修参加して学んだこと
この3日間を通して濃厚な「再確認」の時間でした。
当然ながら検定会って、インストラクター/ガイドとしての絶対的な基本が詰まっているわけです。安全にツアーをする上で日々自分がやってきている事や考え方を、一つ一つ改めて再確認できる貴重な時間でした。
特に模擬ツアーは本当に勉強になります!(2回目)
川下りで瀬を全員一列で下るのか、一人づつ降りるのか…。
レスキュー体制はどうとるのか…。
私だったら…。
そっちなんだ…。
受験者のみなさんが、ツアー中にもっとこうすればいいのになぁと感じた事もありましたし、そんな伝え方もあるんだなぁと逆に学ばせてもらったこともあります。
トレーナーの皆さんがフィードバックで伝えておられる内容も
「なるほど~」と思うこと多数。
ベテラントレーナーの方々からそれぞれの視点からのアドバイス、大変面白かったです。
頭の中がフル回転、充実の3日間でした。
インプットしたらアウトプット、来年のツアーに活かせるよう精進してまいります!
日本セーフティーパドリング協会
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