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【まめ知識】季節のお花をゆるっと解説:黄色が鮮やか!福寿草


信濃町にも春を告げるお花、福寿草があちこちに咲きはじめました。

雪がとけて、黄色の鮮やかな色は心が弾みますね!


福寿草は雪が解けて一番に咲く花。


よく晴れた暖かい日に太陽が当たると花開き、夜は花が閉まります。

花弁は黄色で光をよく反射してピカピカ艶があって、上を向いて元気よく咲いていますね!


福寿草は蜜がないので、大きく広げた花で太陽の光を集めるパラボラアンテナのような構造で、お花の中心部はポカポカの温室のようになるんです。

なんとその中心部分は+10℃近くになることもあるそう。

葉の生い茂っていないこの季節は光を集めるのにピッタリの季節です。


 

本当にあったかいのか実験してみました。 外気温13℃(日陰)の本日、

まずは日なたの気温

約18℃。

やっぱり太陽にあたっていると、ポカポカです。

続いて福寿草の真ん中の温度↓

たしかにあったかい!

温度計を中心に近づけた瞬間にぐんぐん上がっていきました。スゴイ!


 

寒さを感じる早春に、虫たちにとってありがたいお休み処、そして暖をとって花粉を身体につけた虫たちが受粉をしてくれる…というのが福寿草の生存戦略です。

他の花が咲いていないこの季節は、虫たちをおびき寄せるのに圧倒的にライバルも少ないんです。


他の花が咲くころには花は枯れ、葉を出して養分を蓄えます。その葉も夏には枯れ落ち次の花を咲かせるために、福寿草は長い眠りにつきます。



福寿草は別名「正月草」「朔日(ついたち)草」

旧暦のお正月のころに咲いていた名残りだそうです。2月頃雪をかき分け咲くことから、縁起のいいお花とされています。


最近ぽかぽか陽気はちょっとお休みで

花冷えの雨と寒さがやってきている信濃町。 順調に春が進んできています。


お花や植物を愛でながらのハイキングも

良い季節ですね!


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