跳ねた！止まった？ 雪上のウサギが残す謎解きトレイル【アニマルトラック：ウサギ】

まるで森の住人が「ここを通ったよ」とそっと教えてくれているような”アニマルトラック”

前回スノーシューで歩く冬の散策は、そんな“痕跡との出会い”が冬の森の楽しみの一つとお話ししていました。

今回は、その中から、ウサギの足跡に注目していきます!

ウサギの足跡はY字をしているので、とってもわかりやすいです。

冬の森ではよく目にすることができます。

ウサギはジャンプ移動が基本。そのため雪の上では、こんな並びになります。

一見すると、「あれ？後ろ足が前にある？」そう、これがウサギ足跡の最大の特徴です。

ウサギの足跡①

ウサギの足跡②

前足は…

小さいめの跡が2つ少し離れて

縦に並びます。

後ろ足は…

大きくて細長い跡が前足を追い越して

着地！すごいジャンプ力！

あっちこっちへ縦横無尽に歩く足跡です。冬は樹皮や冬芽がごはん、おいしいものを探して森をウロウロする足跡なのでしょう。ウサギの足跡の跳ね幅が広いとお急ぎ中や元気いっぱい。間隔が狭い跡は、 ちょっと慎重だったり雪が深いかったり…足跡からはいろんなウサギの様子が想像できます。

足跡は、ウサギからの無言のメッセージ。

ぴょんぴょんと軽やかに続くその模様には、その日のウサギの様子がぎゅっと詰まっているんです。何をしているのかなと、謎解きをするように想像しながら歩くのもとっても楽しいんです。